椅子選び

長時間、椅子に座り続けて仕事をすると寿命が縮まると言います。
長い間椅子に座り続けるクリエイターですから、いい椅子は必須、ということで
新宿の大塚家具さんに行って色んな椅子に座り比べてみました。
こちらの大変大きなビルの地下1回に、椅子のコーナーがありました。
行くと好きな椅子に座って座り心地を調べることができます。
座っていると、店員さんが話しかけてくるので色々質問をしてみましょう。


この大塚家具さんは日本でアーロンチェアを最も売っている家具屋さんだそうです。
（1年前の会話なのでうろ覚えです）

アーロンチェア

アーロンチェア、確かに座り心地は素晴らしい。
のですが、後傾椅子で作業用というよりはリラックス用みたいです。
（その割には漫画家さん、イラストレーターさん、デザイナーさんは割りと持っている方が多いような）

メッシュの座面が大きく柔らかく、ロッキング機能もあり、リラックスするために座る分には凄くいい。
メッシュの座面の柔らかさと独特の感触は、１度座ったら買いたい！と感じること間違いなし。

ただ、思ったのは「背もたれが意外と小さい？」です。
一番大きいサイズのアーロンチェアでないと、私の肩がはみ出す感覚がありました。
私身長165cmでそこまで大柄でもありません。
なのに、SサイズやMサイズで背もたれが小さいと感じるなんて？？？
アーロンチェアって白人成人男性に合わせて作られてる椅子なのでは？？？

それに漫画家は普段前傾姿勢で制作をするのであまり向かないかもしれません。

エルゴヒューマンの椅子も、メッシュが気持ちいいのですが、後傾のリラックス用。
廉価で魅力的ですが、購入には踏切れませんでした。
他に無名のいい椅子もあったのですが、
兎に角10万超えは当たり前で高額＆一長一短な感じで
運命の椅子に出会えず。。。（いい椅子がありまくるが全部高額で気軽に買えないだけですｗ）

大塚家具さんのショールームにあった中で気になったのは、
オカムラのシルフィという椅子でした。

クッションが　ﾌｯｶｯ･･･　という感じで、明らかに他と違い
しかも座面を前傾に傾けられるため漫画製作にも最適そう･･･

しかし致命的な弱点がありました。
背もたれにもたれようとすると、枠組みが背骨に　ゴッ　と当たるのです。

無理だわこれ・・・

となったものの、前傾に出来ることと、フカフカのクッションは特別に良かったので
惜しい存在で印象に残りました。

調べてみると岡村製作所のショールームは試座が出来るとの事！
オカムラ　ショールーム
http://www.okamura.co.jp/company/showroom/

早速行ってみることに。

オカムラショールーム

赤坂見附からオカムラさんのビルに向かって歩いていくとこんな景色が
話が逸れましたが、
オカムラさんのショールーム、沢山の色んな椅子に座り比べできてオススメです。
（ショールームで椅子を選んで直接買うことは出来ません。）



大塚家具さんのシルフィーに座ってみて、
ただ一つ致命的な弱点が背もたれが小さすぎて肩甲骨にゴツゴツ当たったことだったのです。
メッシュの背もたれタイプだったので、骨組みのところが当たって痛いんですね。


しかし、実は色んなタイプがあって、背もたれがクッションタイプのもあり、
そちらは骨がゴツゴツ当たることは無いなと。
なのでシルフィを買うなら、背もたれはクッションタイプがオススメです。
あとヘッドレストをつけてしまえばそこまで気になりません。

座面を前傾に出来ることが売りだと書いてありますね。クッションが素晴らしいです。 シルフィ寸法

オカムラ　サブリナ

そして、欠点の無い前傾椅子に出会いました。サブリナ。

これは背もたれが大きいので骨に骨が当たりませんでした。
そして、ヘッドレスト付きだと、頭を支えてくれて快適。
メッシュのはデザインもいいですね。こんな椅子が部屋にあったら見るたび座るたび最高の気分になります。

サブリナの機能

シルフィーとの差は、背もたれから背がはみ出ないこと。
実はクッションのフカフカ度はシルフィーのが上。
あと、アームはシルフィーのほうが高く出来ます。
実際私は漫画を描く作業中にアームに手を乗せたりはしないと思います。
なのでなくても良いでしょう。

肘無し（右上）タイプを選ぶことも出来ます。

アームはいらないのですが、スマートオペレーション機能付きのアームを選ぶとまた違います。

スマートオペレーションとは

肘掛の下にレバーが付いています。
これを操作することによって座面の高さとリクライニングの固定・解除・反力調整が
出来るのです。
サブリナ・スマートオペレションが前傾椅子の最高峰ではないでしょうか？