アナログ絵をデジタル化すると捗る【美大受験のエピソード等】

部屋に眠ってる絵をデジタルイラストとして復活だ!


私の部屋には油彩やアクリル画のアナログ絵が学生時代からずっと放置されています。


私は美術系高校から美大に行ったので、課題の作品とか、沢山眠っているわけです。
カメラの性能がいまいちなので、繊細な色みを拾えない部分はありますが


上の青い絵は大学のときに描いたもので
下は高校生の時の絵です。成長していない?w

キャバリアキングチャールズスパニエル犬
 では、部屋に放置されたお蔵入り作品を見ていくよ!


これは大学生の時の絵。

これは高校の時の絵。


高校生は後に大学受験を控えていて、みんな芸大・美大を目指すわけです。

全員が合格するわけではないので、実技試験のたった6時間の間に作った作品
その年から大学に通えるか通えないかが判断されてしまいます。

だから、短時間でいかに凄い絵を描けるかどうかの勝負です。

お題は、モデルを描きなさいだったり、静物を描きなさいだったり
モチーフを組み合わせて構成しなさいだったり

美大受験の場で自分の表現したいことを描ける人ってあんまりいないんじゃないかな。
下手だと思われたら、たったそれ一回で不合格になってしまう恐怖があるので
できるだけ自分が上手いと思われる絵を描くことばかり考えていました。
(受験てお金もかかりますし、お遊びで受けに来る人はほぼいないと思います。
ある程度のレベルに行った人以外は皆必死なんじゃないかな)

当時の私に表現したいことなんてありませんでした。
周りの子より生まれつき絵がちょっと上手い
それだけで美術系高校に進んでしまったのですから。

当時、大学受験を控えた私は多摩美と武蔵美の合格者参考作品集を見ては
色んな画風の合格者が居る事を知ります。
写真みたいに写実的に描ければ「上手い」と褒められる
高校生以降はもうそんな甘い世界はありません。

上手い絵とはなんなのか?

自分はどんな絵を描けば合格するのか?

そんなことばかり考えて精神的に追い詰められていきました。

なんてことないこの絵は私にとって特別な絵です。

受験前のスランプの時期にこの絵を描いて、
そのあとスランプから抜け出せてトントン拍子にうまくいくようになりました。
自分の中では転機になった絵です。

見る人から見たら「ただのたいしたことない男の人の絵じゃん」ってなると思うんですけど

私の中では「色を減らすように気をつけて、光と形のほうを重視したら
上手くいくようになったっていう」
この気づきが無かったら、スランプから抜け出せなくて、
もしかしたらどこも合格しなかった可能性もある
そんな思い出の絵なので、特別な存在です。

ちなみに、東京芸術大学・武蔵野美術大学・多摩美術大学・東京造形大学を受験して
武蔵野美術大学だけ合格しました。
画風など合うか合わないかがあるみたいです。
当時のムサビは「厚塗り・こってり・素朴系」が有利な気がしました。現在はわかりません。
ちげーよっていう反論は受け付けます。

何を描きたいのか?が大事



以降全て大学生の時の絵になります。
油彩・キャンバス
白く反射して写真の撮りかたが酷いですが
デジタルで手を加えたらちょっと使える絵になりそうな気がしないでもない

油彩?習作

ストーリーを構想している時に描いた落書きレベルのものだけど油彩という。
私は大学卒業以来油絵の具で絵を描いていません。
油絵の具はテレピン臭いし、細密な描写はしにくいし、なかなか難のある画材です。

卒製の講評で、個人的にとても才能があると思ってた油絵科の女の子が
卒業したらもう油彩は描くことは無いかと思います」と教授に言ってて
教授達が驚いてたのが印象的でした。

アクリル、描きかけ。

漫画とかゲームとかアニメの分野に行きたいな、などと思い始めてて
油絵とか描いてる場合じゃねえな・・・みたいなことをこの頃思っていたのですが
美大は二週間に一回?くらい講評といって教授とクラスの人の前で
自分の作品を批評されるイベントがあります。
そこで「就職を考えてモンスターのデザインをしました」みたいな作品を出すと

教授に  「 ふ ー ん 」

みたいな感じで冷笑されます。
ちゃんと、アーティストとして画壇に作品を発表する
みたいな作品を作らないと 「こんなの描いて何になるの?」みたいに
言われたりします😓

私は「画力が足りないので写真の模写をしました」みたいな事を言って作品を出して
一回講評を乗り切ったのですが
教授にボロクソに言われましたw

単純に絵が下手だったり、何か教授の「気に入らない」スイッチが入ってしまい、
講評で1人くらいボロクソに貶される人が居たりすることがありますw

あまり気にせず生きて描き続けましょう😂

めちゃくちゃ上手くてセンスある絵を卒製の講評に出して
教授にボロクソに叩かれてた人も居ました。
何かの嫉妬スイッチが入って感情的に叩いてしまう教授も居るみたいです。

話が逸れましたが、大学に入って学んだことは
貴方は何を表現したいのか?
が重要だということ。
絵の上手い下手は説得力の問題で
表現したいことが無いなら、作家とはいえないということです

アクリル、ケント紙 アイデアスケッチ
デジタルで描きこんでちゃんとした絵にしたいですね。

ちなみにアナログイラストを取り込んでデジタルで細部を書き込むと・・・
                  ↓

こうなります。
もうちょい描きこんでもいいですがね。

アナログは間違えたときの修正がほんと大変だし、デジ絵には適わないです。
天才ならアナログでこのくらい仕上げるのも簡単かもしれませんが
私のような凡人は。デジタルでないとこのレベルは無理。


油絵の具は絵の具そのものが魅力的なところがダメ



油絵の良いところは、絵の具がニュルニュルして扱ってて楽しいところで
自分は描いてて楽しいんですけど、
乾くのも時間がかかるし、なので修正も時間がかかりますが
デジタルなら一瞬。

たとえばこれ
右の車、「小学生が描いたのかよ」

っていう形してるでしょう。

「やる気あんのか?」「そもそも車だったのか?」
と見るほうは思います。

しかしコレを描いてる時の私の心境は

「絵の具 ニュルニュルで テカテカ キラキラしてて 綺麗😍」

油絵の具のエマルジョンはテクスチャそのものがテカテカしてて
色味も深く見えて、絵の具そのものが魅力的なんです。
出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B2%B9%E5%BD%A9

ペインティングナイフでオイルを混ぜながらニュルニュル練って
色を作りますが、扱っているだけで楽しい。
しかし、絵全体で見ると、そんなのわかりませんよね。
見るほうとしてはどうでもいいわけです。
私は近視眼的でそっちに気をとられてしまうタイプなので
そういうテクスチャ遊びが無いほうが、表現したいものに集中できるかなと思います。

アナログは予想外の効果を活かして描く楽しさ
デジタルは何でも自分の思い通りに描けるところがいいです。

油彩・アイデアスケッチ

アクリルのイラストまだありますが
油彩の作品だけ公開して今回は終了します。
お読みいただきありがとうございました😺
特大キャンバスとキャバリア


鴎十

0 件のコメント:

コメントを投稿

tumblr

複眼画像RSS Powered by 複眼RSS